土佐北街道国見越えの2回目。初回は香美市土佐山田町の穴内から国見峠を越え、杖ヶ森の巻道にある下山ルート標識まで辿った。特に下山ルート標識と書いてあるわけでも、吉延の文字があるわけでもないが、それまで比較的平坦であった巻道から沢に向かって下って行く分岐点であるため、長岡郡本山町吉延へと下る下山ルート標識と記したわけである。
当日は高知道を大豊ICで下り、吉野川に沿って県道439号を長岡郡本山町本山まで進み、樫ノ川が吉野川に注ぐ手前で県道267号に乗り換え、樫ノ川に沿って本山町吉延に。そこからは地図に描かれた杖ヶ森から吉延に下りる登山道らしき「実線」を成り行きで進めるところまで詰めることにした。
吉延からしばし舗装された道を進み、舗装が切れるあたりに「国見山登山口」の標識があった。その傍には「参勤交代道」の標識もあり、そこが参勤交代道の下山口であろうと車をデポし、杖ヶ森の巻道にある吉延下山口ルート標識を繋ぎピストンでデポ地に戻った。歩く前は、遍路道用語にある「順打ち」の3倍困難とされる「逆打ち」で進むわけであり、少々難儀なことになろうかと思っていたのだが、標識がしっかり整備されており道迷いは杞憂に終わった。誠に有難かった。
ルートメモは説明の便宜上、ピストン復路の所用時間・時刻を参考に、先回の吉延下山ルート標識地点に到着した時刻に続けるかたちで記載する。
本日のルート;吉延への下山ルート標識>沢を左に逸れて木の桟道に>トラロープのある急坂>参勤交代道標識>参勤交代道標識>左手の山道に入る>林道交差・参勤交代道標識>作業道(林道)に出る>水の本>林道交差・参勤交代道標識>参勤交代北山道標識>林道に出る;標識に従いすぐ山道に入る>「参勤交代道 右の谷へ」の案内>最初の開閉フェンス>2番目の開閉フェンス>参勤交代道標識1>参勤交代道標識>3番目の開閉フェンスと土佐北街道標識>作業道を逸れて右に下りる>4番目の開閉フェンス>5番目の開閉フェンス>6番目の開閉フェンス>7番目の開閉フェンス>車デポ地
吉延への下山ルート標識;13時44分(標高960m)
「参勤交代道」と書かれた標識から沢に向かって下りてゆく。特段、「下山ルート標識」と記されているわけではないが、杖ヶ森を巻くしっかりした道を逸れて沢筋に下るため、下山ルート標識とメモした。
最初はしっかりと踏み込また道であるが、沢筋に近づくにつれちょっと荒れてくる。
沢を左に逸れて木の桟道に;14時(標高940m)
15分ほど下りた辺りで沢から逸れて山道に乗り換える。目印は左手に見える木の桟道とロープ。この乗り換え地点が少し分かりにくい。往路で辿ったにも関わらず、復路では沢を先へと下ってしまい、何となくおかしいと引き返すことになった。ちょっと注意が必要。
トラロープのある急坂;14時3分(標高930m)
木の桟道を進み数分歩くと少し急な斜面が現れる。荒れた斜面にはトラロープが張られている。トラロープを張るほどの危険な箇所ではない。
参勤交代道標識11; 14時8分(標高910m)
小振りな倒木が「敷かれた」山道を5分ほど進むと比較的広い道に出る。交差箇所には標識があり、下りてきた道と作業道を左に進む方向が指される。標識に従い左に折れて道を進む。ここまではおおよそ「国土地理院地図(新版)」に描かれた「破線」上を進んできたようだ。
なお、標識名は行政区が本山町に入ると、土佐北街道を「参勤交代道」と記してあるので以下も標識名を「参勤交代道」とメモする。
参勤交代道標識12; 15時2分(標高900m)
比較的広い作業道を500m等高線に沿って道を4分ほど進むと、T字路分岐点に当たる。コーナーには、土佐街道を示す坂本龍馬のイラストが括られた標識が立つ。標識に従い右に折れる。
なお、交差箇所を左に折れる道は地図に破線で描かれており、吉延下山ルート標識のあった箇所と繋がっている。沢を下りてきた参勤交代道の一筋西のルートでる。
林道を逸れ左手の山道に入る;15時8分(標高890m)
林道を数分進むと、林道左手に逸れる細い道があり小枝に赤いリボンが架っている。土佐街道の標識はないのだが、何となく気になり林道を逸れて左手に入る。倒木も多く、少し荒れた道を数分進むと、林道に出る。
林道と交差・参勤交代道標識13;15時12分(標高870m)
林道との交差箇所には「参勤交代道」と書かれた標識が立ち、林道を越えて下に進む方向を示す。地図を見ると林道は龍馬のイラストのある箇所へと繋がっている。左に逸れた山道は尾根に沿って迂回する林道をショートカットしていた。
作業道(林道)に出る;15時20分(標高820m)
指示に従い林道を越え、これも少し荒れた道を下る。木に括られた黄色や青のリボンを目安に、小さめの作業道を越えて少し下ると、おおよそ10分ほどで比較的しっかりした作業道(林道)に出る。
水の本;15時35分(標高790m)
作業道(林道)に出ると、特に標識もリボンもないのだが、林道を越えて下る踏まれた道があり、そこを下る。結構荒れた道を10分ほど下ると「水の本」の標識。昔は冷水が湧きでており旅人の喉を潤したとのことだが、現在はその名残は何もない。大きく抉られ、荒れた沢筋といったものであった。
「水の本」の標識には「国見の石垣まで約50分」「新道のヒララまで約35分」との案内もある。国見の石垣は通って来たのでわかるのだが、「新道のヒララ」は不詳。「新道のヒララ」の方向は下り方向を指している。
林道と交差・参勤交代道標識14;15時40分(標高750m)
水の本から先も荒れた道を5分ほど下ると比較的大きな作業道(林道)に出る。林道を交差するように両方向を示す「参勤交代道」の木標が立つ。
参勤交代北山道標識15;15時45分(標高750m)
T字路となった林道を標識に従い北に進むと、道を進むと右手に「歴史の道 参勤交代北山道」の標識が立つ。道はこの標識から林道を離れ山道を下りる。
林道に出る;標識に従いすぐ山道に入る;15時50分(標高720m)
「歴史の道 参勤交代北山道」の標識から、落ち着いた山道を数分下ると、「歴史の道 参勤交代北山道」の標識から逸れた林道に合流する。林道に合流した土佐北街道は、合流部の直ぐ先の林道曲がり角に立つ「参勤交代道」の標識に従い、林道を逸れて山道に入る。
「参勤交代道 右の谷へ」の案内;15時55分(標高690m)
雨が降れば沢筋となるような、少し掘割状となった道を5分ほど下ると立木に「参勤交代道 右の谷へ」と書かれた板が括られている。「右の谷」とは今下って来た谷筋であり、この道筋が土佐北街道であることを確認するだけだが、下から延びてきた谷筋がここで二手に分かれており、吉延の里から国見峠方面に上る時には役立つ標識だ。
最初の開閉フェンス1;16時5分(標高640m)
右手に獣侵入防止のフェンス、左手は掘り割られた沢筋の間の道を10分ほど下り、少し沢筋が荒れた先で作業道に出る。作業道は右方向へと続いているが、土佐北街道は合流部正面にあるフェンスを抜けて下ることになる。フェンスの中には「参勤交代道」の標識が立つ。フェンスを閉じるチェーンを外し、中に入るとチェーンを元に戻して先に進む。
2番目の開閉フェンス2;16時8分(標高620m)
最初のフェンスから数分、20m弱下ると再びフェンスで道が塞がれる。フェンスの先には広い作業道が見える。チェーンを外し作業道に出る。
このフェンスには「参勤交代道」と書かれた小さな板が括られ、吉延の里から国見峠方面への土佐北街道を案内している。実のところ、余りに小さい板であり往路ではこのフェンスを入るのがオンコースとわからす、作業道を右手へと進み、何となく成り行きで2番目のフェンスに出た。下りは問題ないが、吉延の里から国見峠方面に上る方は、ここが要注意ポイント。
参勤交代道標識16; 16時14分(標高620m)
フェンスの開け閉めに少し時間がかかり、表記時刻は数分立っているが、フェンスの直ぐ先に「参勤交代道」の標識があり、作業道から逸れて山道を真っ直ぐ下りる。
参勤交代道標識17; 16時17分(標高600m)
道を数分下ると、下が開け作業道とビニールハウスが見えてくる。作業道脇の山側に「参勤交代道」の標識が立つ。標識に従い左に折れて作業道を進む。
3番目の開閉フェンスと参勤交代道標識;14時20分(標高600m)
道を少し進むと開閉フェンスがある。このフェンスはビニールハウスの農家の便宜の為か開かれていた。フェンスの先には「歴史の道 土佐街道」とか、「参勤交代道」と「新道のヒララへ」の標識がある。
「新道のヒララ」は作業道を上る方向を指す。前述「水の本」に「新道のヒララへ約35分」とあったが、最初の開閉フェンスがあった辺りが水の本からおおよそ30分ほど。往路で二番目のフェンスの街道案内を見落としビニールハウスに沿った作業道を進むと棚田などもあり、里の気配がした。根拠はないが、この辺りが「新道のヒララ」なのだろうか。単なる妄想。根拠なし。
作業道を逸れて右に下りる;16時23分(標高580m)
作業道を数分進み、道が左手に折れるところで作業道を逸れて坂を下りる踏まれた道がある。土佐街道はここで作業道から逸れて坂を下りる。標識も何もなく間違いやすいので注意が必要。
この道筋が土佐街道とわかったのは、吉延の里から国見へ向かう往路の標識に沿って進みこの地に出たからである。ピストン往復の賜物ではあった。
4番目の開閉フェンス2;16時23分(標高580m)
街道は作業道から下りて直ぐ右手にある開閉フェンスを開けて進むことになる。作業道を下りた道は左手に続いているので注意が必要。開閉フェンスの先は背丈より高いブッシュの中を進むことになる。
5番目の開閉フェンス3;16時27分(標高550m)
道を数分歩きブッシュも落ち着いた頃、5番目の開閉フェンスが現れる。フェンスを開け閉めし、一瞬作業道に出ると、文字はほとんど読めないが土佐街道の標識も立つ。
6番目の開閉フェンス4;16時29分(標高550m)
作業道を数分下り、作業道がふたつに分岐する箇所に6番目の開閉フェンスがある。ブッシュの道を進むと道の左手に田圃が見える。田圃をグルリと迂回して進む。
7番目の開閉フェンスB;16時33分 (標高530m)
道を進むこと数分、7番目の開閉フェンスが現れる。これが最後の開閉フェンスである。開閉は復路であり馴れたものであったが、往路で最初に開閉フェンスに出合った時は、開き方がよくわからずちょっと戸惑った。フェンスの先に右手に進む作業道があるが、この道は六番目の開閉フェンスに繋がっている。
車デポ地;17時(標高500m)
開閉フェンスの先の作業道を右に折れ、7分ほど進むとT字路に出る。T字路手前右角には「国見山」と書かれた標識。T字路突き当たり箇所には上り・下りの「参勤交代道」を指す標識が草に覆われて立っている。杖ヶ森の巻道にあった吉延への下山ルート標識からおおよそ3時間で下りた。当日の実際行動時間は9時57分にこの車デポ地を出発、15時3分にデポ地に戻った。おおよそ6時間のピストン行であった。
初日の上り3時間半、下り3時間として、国見越えには6時半ほどの時間がかかった。当初は土佐北街道の峠越えはこれで終わりとは思っていたのだが、国見越え南に権若(こんやく)峠があることがわかった。この峠を越えれば土佐北街道の峠越えはすべてクリアとなる。ということで、次回は権若峠越えに向かう。
当日は高知道を大豊ICで下り、吉野川に沿って県道439号を長岡郡本山町本山まで進み、樫ノ川が吉野川に注ぐ手前で県道267号に乗り換え、樫ノ川に沿って本山町吉延に。そこからは地図に描かれた杖ヶ森から吉延に下りる登山道らしき「実線」を成り行きで進めるところまで詰めることにした。
吉延からしばし舗装された道を進み、舗装が切れるあたりに「国見山登山口」の標識があった。その傍には「参勤交代道」の標識もあり、そこが参勤交代道の下山口であろうと車をデポし、杖ヶ森の巻道にある吉延下山口ルート標識を繋ぎピストンでデポ地に戻った。歩く前は、遍路道用語にある「順打ち」の3倍困難とされる「逆打ち」で進むわけであり、少々難儀なことになろうかと思っていたのだが、標識がしっかり整備されており道迷いは杞憂に終わった。誠に有難かった。
ルートメモは説明の便宜上、ピストン復路の所用時間・時刻を参考に、先回の吉延下山ルート標識地点に到着した時刻に続けるかたちで記載する。
本日のルート;吉延への下山ルート標識>沢を左に逸れて木の桟道に>トラロープのある急坂>参勤交代道標識>参勤交代道標識>左手の山道に入る>林道交差・参勤交代道標識>作業道(林道)に出る>水の本>林道交差・参勤交代道標識>参勤交代北山道標識>林道に出る;標識に従いすぐ山道に入る>「参勤交代道 右の谷へ」の案内>最初の開閉フェンス>2番目の開閉フェンス>参勤交代道標識1>参勤交代道標識>3番目の開閉フェンスと土佐北街道標識>作業道を逸れて右に下りる>4番目の開閉フェンス>5番目の開閉フェンス>6番目の開閉フェンス>7番目の開閉フェンス>車デポ地
杖ヶ森の下山ルート標識から開閉フェンス部まで |
「参勤交代道」と書かれた標識から沢に向かって下りてゆく。特段、「下山ルート標識」と記されているわけではないが、杖ヶ森を巻くしっかりした道を逸れて沢筋に下るため、下山ルート標識とメモした。
最初はしっかりと踏み込また道であるが、沢筋に近づくにつれちょっと荒れてくる。
沢を左に逸れて木の桟道に;14時(標高940m)
15分ほど下りた辺りで沢から逸れて山道に乗り換える。目印は左手に見える木の桟道とロープ。この乗り換え地点が少し分かりにくい。往路で辿ったにも関わらず、復路では沢を先へと下ってしまい、何となくおかしいと引き返すことになった。ちょっと注意が必要。
トラロープのある急坂;14時3分(標高930m)
木の桟道を進み数分歩くと少し急な斜面が現れる。荒れた斜面にはトラロープが張られている。トラロープを張るほどの危険な箇所ではない。
参勤交代道標識11; 14時8分(標高910m)
小振りな倒木が「敷かれた」山道を5分ほど進むと比較的広い道に出る。交差箇所には標識があり、下りてきた道と作業道を左に進む方向が指される。標識に従い左に折れて道を進む。ここまではおおよそ「国土地理院地図(新版)」に描かれた「破線」上を進んできたようだ。
なお、標識名は行政区が本山町に入ると、土佐北街道を「参勤交代道」と記してあるので以下も標識名を「参勤交代道」とメモする。
参勤交代道標識12; 15時2分(標高900m)
比較的広い作業道を500m等高線に沿って道を4分ほど進むと、T字路分岐点に当たる。コーナーには、土佐街道を示す坂本龍馬のイラストが括られた標識が立つ。標識に従い右に折れる。
なお、交差箇所を左に折れる道は地図に破線で描かれており、吉延下山ルート標識のあった箇所と繋がっている。沢を下りてきた参勤交代道の一筋西のルートでる。
林道を逸れ左手の山道に入る;15時8分(標高890m)
林道を数分進むと、林道左手に逸れる細い道があり小枝に赤いリボンが架っている。土佐街道の標識はないのだが、何となく気になり林道を逸れて左手に入る。倒木も多く、少し荒れた道を数分進むと、林道に出る。
林道と交差・参勤交代道標識13;15時12分(標高870m)
林道との交差箇所には「参勤交代道」と書かれた標識が立ち、林道を越えて下に進む方向を示す。地図を見ると林道は龍馬のイラストのある箇所へと繋がっている。左に逸れた山道は尾根に沿って迂回する林道をショートカットしていた。
作業道(林道)に出る;15時20分(標高820m)
指示に従い林道を越え、これも少し荒れた道を下る。木に括られた黄色や青のリボンを目安に、小さめの作業道を越えて少し下ると、おおよそ10分ほどで比較的しっかりした作業道(林道)に出る。
水の本;15時35分(標高790m)
作業道(林道)に出ると、特に標識もリボンもないのだが、林道を越えて下る踏まれた道があり、そこを下る。結構荒れた道を10分ほど下ると「水の本」の標識。昔は冷水が湧きでており旅人の喉を潤したとのことだが、現在はその名残は何もない。大きく抉られ、荒れた沢筋といったものであった。
「水の本」の標識には「国見の石垣まで約50分」「新道のヒララまで約35分」との案内もある。国見の石垣は通って来たのでわかるのだが、「新道のヒララ」は不詳。「新道のヒララ」の方向は下り方向を指している。
林道と交差・参勤交代道標識14;15時40分(標高750m)
水の本から先も荒れた道を5分ほど下ると比較的大きな作業道(林道)に出る。林道を交差するように両方向を示す「参勤交代道」の木標が立つ。
参勤交代北山道標識15;15時45分(標高750m)
T字路となった林道を標識に従い北に進むと、道を進むと右手に「歴史の道 参勤交代北山道」の標識が立つ。道はこの標識から林道を離れ山道を下りる。
林道に出る;標識に従いすぐ山道に入る;15時50分(標高720m)
「歴史の道 参勤交代北山道」の標識から、落ち着いた山道を数分下ると、「歴史の道 参勤交代北山道」の標識から逸れた林道に合流する。林道に合流した土佐北街道は、合流部の直ぐ先の林道曲がり角に立つ「参勤交代道」の標識に従い、林道を逸れて山道に入る。
「参勤交代道 右の谷へ」の案内;15時55分(標高690m)
雨が降れば沢筋となるような、少し掘割状となった道を5分ほど下ると立木に「参勤交代道 右の谷へ」と書かれた板が括られている。「右の谷」とは今下って来た谷筋であり、この道筋が土佐北街道であることを確認するだけだが、下から延びてきた谷筋がここで二手に分かれており、吉延の里から国見峠方面に上る時には役立つ標識だ。
開閉フェンス部ルート詳細 |
最初の開閉フェンス1;16時5分(標高640m)
右手に獣侵入防止のフェンス、左手は掘り割られた沢筋の間の道を10分ほど下り、少し沢筋が荒れた先で作業道に出る。作業道は右方向へと続いているが、土佐北街道は合流部正面にあるフェンスを抜けて下ることになる。フェンスの中には「参勤交代道」の標識が立つ。フェンスを閉じるチェーンを外し、中に入るとチェーンを元に戻して先に進む。
2番目の開閉フェンス2;16時8分(標高620m)
最初のフェンスから数分、20m弱下ると再びフェンスで道が塞がれる。フェンスの先には広い作業道が見える。チェーンを外し作業道に出る。
このフェンスには「参勤交代道」と書かれた小さな板が括られ、吉延の里から国見峠方面への土佐北街道を案内している。実のところ、余りに小さい板であり往路ではこのフェンスを入るのがオンコースとわからす、作業道を右手へと進み、何となく成り行きで2番目のフェンスに出た。下りは問題ないが、吉延の里から国見峠方面に上る方は、ここが要注意ポイント。
参勤交代道標識16; 16時14分(標高620m)
フェンスの開け閉めに少し時間がかかり、表記時刻は数分立っているが、フェンスの直ぐ先に「参勤交代道」の標識があり、作業道から逸れて山道を真っ直ぐ下りる。
参勤交代道標識17; 16時17分(標高600m)
道を数分下ると、下が開け作業道とビニールハウスが見えてくる。作業道脇の山側に「参勤交代道」の標識が立つ。標識に従い左に折れて作業道を進む。
3番目の開閉フェンスと参勤交代道標識;14時20分(標高600m)
道を少し進むと開閉フェンスがある。このフェンスはビニールハウスの農家の便宜の為か開かれていた。フェンスの先には「歴史の道 土佐街道」とか、「参勤交代道」と「新道のヒララへ」の標識がある。
「新道のヒララ」は作業道を上る方向を指す。前述「水の本」に「新道のヒララへ約35分」とあったが、最初の開閉フェンスがあった辺りが水の本からおおよそ30分ほど。往路で二番目のフェンスの街道案内を見落としビニールハウスに沿った作業道を進むと棚田などもあり、里の気配がした。根拠はないが、この辺りが「新道のヒララ」なのだろうか。単なる妄想。根拠なし。
作業道を逸れて右に下りる;16時23分(標高580m)
作業道を逸れる箇所 |
下りたところ |
この道筋が土佐街道とわかったのは、吉延の里から国見へ向かう往路の標識に沿って進みこの地に出たからである。ピストン往復の賜物ではあった。
4番目の開閉フェンス2;16時23分(標高580m)
街道は作業道から下りて直ぐ右手にある開閉フェンスを開けて進むことになる。作業道を下りた道は左手に続いているので注意が必要。開閉フェンスの先は背丈より高いブッシュの中を進むことになる。
5番目の開閉フェンス3;16時27分(標高550m)
道を数分歩きブッシュも落ち着いた頃、5番目の開閉フェンスが現れる。フェンスを開け閉めし、一瞬作業道に出ると、文字はほとんど読めないが土佐街道の標識も立つ。
6番目の開閉フェンス4;16時29分(標高550m)
作業道を数分下り、作業道がふたつに分岐する箇所に6番目の開閉フェンスがある。ブッシュの道を進むと道の左手に田圃が見える。田圃をグルリと迂回して進む。
7番目の開閉フェンスB;16時33分 (標高530m)
道を進むこと数分、7番目の開閉フェンスが現れる。これが最後の開閉フェンスである。開閉は復路であり馴れたものであったが、往路で最初に開閉フェンスに出合った時は、開き方がよくわからずちょっと戸惑った。フェンスの先に右手に進む作業道があるが、この道は六番目の開閉フェンスに繋がっている。
車デポ地;17時(標高500m)
開閉フェンスの先の作業道を右に折れ、7分ほど進むとT字路に出る。T字路手前右角には「国見山」と書かれた標識。T字路突き当たり箇所には上り・下りの「参勤交代道」を指す標識が草に覆われて立っている。杖ヶ森の巻道にあった吉延への下山ルート標識からおおよそ3時間で下りた。当日の実際行動時間は9時57分にこの車デポ地を出発、15時3分にデポ地に戻った。おおよそ6時間のピストン行であった。
初日の上り3時間半、下り3時間として、国見越えには6時半ほどの時間がかかった。当初は土佐北街道の峠越えはこれで終わりとは思っていたのだが、国見越え南に権若(こんやく)峠があることがわかった。この峠を越えれば土佐北街道の峠越えはすべてクリアとなる。ということで、次回は権若峠越えに向かう。
国見越え |
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